「新規開拓営業の方法がわからない」
「新規開拓やっても、結果がなかなか出ない」
「このまま新規開拓続けていても不安だ」
こんな悩みを抱えながら、日々、営業活動を毎
日続けていませんか?
営業の中でも「新規開拓」はしんどくて、もっ
とも成果が出しにくいと言われています。
とはいえ、営業職として入社した以上、成果を
出さなければ肩身が狭いですよね。
こんな悩みを解決するために「新規開拓営業が
難しい理由」や「新規開拓営業の成功率をアッ
プさせる3つのコツ」についてお伝えします。

この記事を最後まで読むことで、
「新規開拓営業が難しい理由」
が理解でき、「成功率をアップ
させるコツ」を知ることができ
ます。
❶新規開拓営業が難しい理由
❷新規開拓営業の成功率をアップさせる
3つのコツ
❸新規開拓営業の辛さを乗り越える方法

マルモと申します。
採用担当10年、営業職25年、
人事担当5年の経験があります。
1960年香川県生まれ。5回の
転職で、大手総合商社や大手OA
機器会社などを経験。
新規開拓営業が難しい理由
新規開拓営業はよく難しいと言われますが、ど
うしてでしょうか。
これから、新規開拓営業が難しいと言われる理
由について紹介します。
❶何も情報がない
❷アポイントがなかなか取れない
❸ノルマのハードルが高い
❹信用してもらいにくい
❺コミュニケーションがとりにくい
❻決裁者がわからない
理由1:何も情報がない
新規開拓営業は、何も状態がない状態からのス
タートです。
テレアポや飛び込み営業をするにしても、情報
も乏しく営業先を見つけるのに苦心します。
「営業先を見つける」という面倒な作業を続け
なければいけないだけに、新規開拓営業は骨が
折れる活動なのです。
理由2:アポイントがなかなか取れない
新規開拓はテレアポ営業をかけたり、飛び込み
営業しなければなりません。
ところがほとんどの場合、最後まで話を聞いて
もらえないのが現実です。
テレアポの場合は、話の途中で電話を切られる
ことがほとんどです。
飛び込み営業の場合は、ほとんどが門前払いさ
れてしまいます。
いずれにしても、話を聞いてもらう段階までこ
ぎつけるのが難しいのです。
また、新開拓は初めての顧客ばかりだけに、第
一印象はかなり大切と言えるでしょう。。
理由3:ノルマのハードルが高い
営業にとってノルマはつきものです。
なぜなら、ノルマの達成は自信や喜びに繋がっ
ていくバロメーターだからです。
新規開拓営業だから、ノルマが低いと思う人も
いるかもしれませんが、まったくそんなことは
ありません。
既存営業と同じようなノルマは課せられます。
既存営業は、顧客情報が多い分同じノルマを課
せられてもハードルは低いと言えるでしょう。
しかし、新規開拓営業は何も情報がないうえに
ノルマのハードルが高いのです。
理由4:信用してもらいにくい
テレアポ営業や飛び込み営業の場合、顧客から
すぐに信用してもらえることはありません。
理由は簡単で、相手にしてみればいきなり見ず
知らずの人が訪問してきたり、電話が掛かって
きても信用できないからです。
たとえば、「どんな会社かわからない」「何を
売りつけられるかわからない」という警戒感が
あります。
あなたが逆の立場なら、同じことを思うのでは
ないでしょうか。
むしろ初めて会った人を、信用しろという方が
無理な話です。
今の営業が向いてないと感じるなら、別の営業
を選択するのも一つの方法です。
営業職の転職におすすめなエージェントを参考
にしてみてはいかがでしょうか。
理由5:コミュニケーションがとりにくい
新規開拓営業は、訪問する会社の情報が乏しい
ため、訪問する会社の事業形態や担当者がよく
わかりません。
そのため、さまざまな人に対しても対応できる
だけの、コミュニケーション能力が必要とされ
ます。
たとえば「事前に企業情報を調べる」などして
会社の規模や取扱商品を知っておく必要があり
ます。
とはいえ、多くの情報を知っていたとしても、
コミュニケーション能力がなければ、商談は進
めていくことができません。
普段からスキルを磨く努力をしていなければ、
特に新規開拓営業は難しいと感じてしまうこと
になるでしょう。
理由6:決裁者がわからない
頑張ってヒアリングもでき、商品を提案できた
としても受注にならない場合がほとんどです。
なぜなら、決裁者を把握できていないからです。
せっかく頑張って提案までこぎつけても、話を
した人に決裁権がなければ受注できません。
しかし、決裁権のある上司に相談してくれて
も受注になるとは限りません。
つまり決裁者に直接ヒアリングしなければ、
受注には結び付けることはできないのです。
新規開拓営業の成功率をアップさせる3つのコツ
新規開拓営業は、なぜ成功率が低く難しいので
しょうか。
ここからは、新規開拓営業の成功率をアップさ
せる3つのコツについて紹介します。
❶PDCAを繰り返す
❷お困りごとを一緒に考える
❸繰り返し訪問し信頼関係を築く
コツ1:PDCAを繰り返す
PDCAとは、Plan(計画)・Do(実行)・Check
(評価)・Action(改善)を繰り返しながら営業
業務を改善していく手法です
PDCAを繰り返すことによって、営業方法が改善
できます。
成約までこぎつけるには、何度もPDCAを繰り返
し改善する必要があります。
そのためには、顧客にヒアリングをしっかり行い
課題を見つけ出すことです。
顧客を満足させる提案をするためにも、PDCAは
欠かせない作業なのです。
コツ2:お困りごとを一緒に考える
お客様にとって、いま問題となっているお困り
ごとを一緒に考えていきましょう。
ここで大切なのが、お客様のお困りごとに沿っ
た商品の提案をすることです。
問題解決にならない商品の提案をしても、契約
に繋げることはできません。
売りたい商品を提案するのではなく、課題を解
決できる提案が必要なのです。
またお客様が一目見てもわかるように、事前に
提案書を作成しておき、メリットやデメリット
についても説明しておくことです。
契約したいあまり、メリットだけ説明するのは
かえってマイナスになります。
商品に自信があるなら尚更デメリットについて
も説明しておく必要があります。
お客様に正確な情報を提供することで、より一
層の信頼関係を築くことができるのです。
コツ3:繰り返し訪問し信頼関係を築く
個人営業であれば、即決契約できることもあり
ますが、法人営業の場合は初回訪問で契約する
ことは困難です。
そのため、繰り返し訪問しお客様にとって役に
立つ情報を提供し、信頼関係を築かなければい
けません。
どれだけフォローしていけるかで、信頼度も変
わってきます。
競合他社と差をつけるには、機能性や価格だけ
でなく、契約に繋がらないお困りごとに対して
も解消していく必要があります。
そういった積み重ねをしていくうちに、お客様
からの信頼度も上がり、競合他社の情報につい
ても教えてくれるようになります。
他社より1歩先に行くためには、契約に繋がら
ないことでもフォローしていく必要があるので
す。
新規開拓営業の辛さを乗り越える4つの方法
ここからは新規開拓営業の辛さを乗り越えるに
は、どんな行動を取ればいいのか、4つの方法
を紹介していきます。
❶訪問したい業界について学ぶ
❷傾聴する姿勢が大切
❸目標設定を明確にする
❹断られることを怖がらない
方法1:訪問したい業界について学ぶ
新規開拓営業をしていく場合、訪問したい業界
について学ぶことが必要です。
なぜなら、訪問したい企業の情報を知っておく
ことで訪問した際共通認識が持てるからです。
たとえば、訪問先の事業内容や取扱商品を分析
していればヒアリングも進めやすくなります。
そのため、お客様から見た評価もグンと上がる
ので、契約の成功率も高くなるでしょう。
訪問したい業界について、何も学んでいなけれ
ば共通認識が持てないので辛い思いをすること
になります。
方法2:傾聴する姿勢が大切
営業が大切にしなければならないのは、お客様
の話にどれだけ傾聴する姿勢を持てるかです。
ところが、中には気持ちが前のめりになりお客
様の話も十分に聞かずに自分の要件ばかりを伝
えようとする人がいます。
お客様の話を聞くことにより、問題点や悩みを
理解することができ、課題がみつけやすくなる
のです。
新規開拓営業はどうしても伝えたいという気持
ちが前面に出がちになるので、傾聴する姿勢を
大切にしましょう。
方法3:目標設定を明確にする
目標設定が明確でなければ、戦略を立てづらく
なります。
売上目標に対して「何件訪問すればいいのか」
「何件アポを取ればいいのか」を設定する必要
があります。
たとえば稼働日数に対して、訪問できる件数が
どれだけあるか分析します。
そうすれば、何件アポをかければいいのか飛び
込み訪問すればいいか設定しやすくなります。
目標設定を明確にしなければ、ただ闇雲に行動
してしまうことになり辛くなります。
方法4:断られることを怖がらない
新規開拓営業を行っていると、テレアポであれ
飛び込み営業あれほとんどが断られます。
断られることが当たり前と受け止めておけば、
辛いという気持ちが軽減されます。
断られることを経験していくうちに、自分なり
にどうすれば聞いてもらえるか考えるようにな
ります。
つまり、断られることを怖がらなければ、気持
ちも折れにくく前向きになれるのです。
まとめ
新規開拓営業は、正直つらい仕事です。
しかし、営業をしている人なら誰でも通る道で
もあります。
新規開拓営業で度胸と自信をつければ、多少の
ことでは折れない精神力が身につきます。
ただ、仕事効率としては決してよいとは言えま
せんが、新規開拓営業を経験することで、今後
必ず役立つでしょう。