営業の仕事に挑戦してみたものの、毎日残業が
多くてつらい思いをしている人もいるのではな
いでしょうか。
確かに、営業は残業が多い仕事です。
とはいえ、毎日残業ばかりが続くとつらくなり
ますよね。
ここでは、残業がつらくなる4つの理由と残業
を減らす対処法について紹介します。
この記事を最後まで読むことで「残業がつらく
なる理由」が理解でき「残業を減らす対処法」
を知ることができます。
❶営業の残業が多くなる理由
❷営業が残業を減らす対処法
❸営業は残業代が出ないと思ってない
❹営業の残業が多いなら労働環境を
変えてみる

マルモと申します。
採用担当10年、営業職25年、
人事担当5年の経験があります。
1960年香川県生まれ。5回の
転職で、大手総合商社や大手OA
機器会社などを経験してきました。
営業の残業が多くなる4つの理由
営業に対するイメージについてどう
思われますか?
「外回り営業ばかりで大変そう」「ノルマが厳
しそう」など連想しますよね。
そういったイメージも含めて、なぜ営業は残業
が多くなってしまうのでしょうか。
ここからはその理由について紹介します。
❶帰社後に事務作業がある
❷取引先の接待などに時間を拘束される
❸ノルマ達成のために時間を取られる
❹残業が多い会社にいる
理由1:帰社後に事務作業がある
営業は、いかに多くの契約を獲得してこれるか
で社内評価が決まります。
そのため、一日中駆けずり回って営業活動をす
ることになります。
1日の営業活動が終わり会社に帰社するころは
ほぼ定時の退社時刻です。
そこから、見積書や提案書を作成しながら上司
への報告業務をしなければなりません。
そうした業務を終わらせるとなると、必然的に
残業をしなくてはいけなくなるのです。

見積書を作成するためには、商品
探しや在庫確認が必要になるので
時間を取られることもしばしばあ
ります。
今の営業は残業も多くてつらいから、残業の少
ない営業をしたいと悩んでいる方は、営業職の
転職におすすめしたい転職エージェント3選を
参考にしてみてください。
理由2:取引先との接待などに時間を拘束される
営業は、いかに取引先とうまくコミュニケーシ
ョンを取れるかが大切になります。
そのため、取引先から誘われれば接待や飲み会
に参加することもあります。
しかし、飲み会に参加したからといって残業代
が出ることはほぼありません。
そう考えると、取引上の付き合いとはいえ残業
代も出ないのに拘束されるのは、なかなかつら
いものがあります。

飲み会に参加したからといって、
必ず契約に繋がると言い切れな
いのも事実です。
理由3:ノルマ達成のために時間を取られる
営業は必ず「ノルマ」設定がされています。
当然、簡単にノルマが達成できないように高い
設定がされています。
その高いノルマを達成するためには時間も忘れ
て数字を追い求めていくことになります。
そうなると、定時を超えて帰社することになり
おのずと残業になってしまうのです。

ノルマが達成できていなければ、
どうしても残業するしかないの
です。
理由4:残業が多い会社にいる
残業が多い会社に在籍していることが、原因と
なっている場合があります。
会社に「残業は当たり前」の空気感があれば、
定時で帰る努力をしても無理な話です。
仮に早く退社できる状況であっても、周囲は残
業しているため帰れる雰囲気ではないのです。

残業が常態化している会社では、
定時で帰えろうとすると冷やかな
目で見られることもあるのです。
営業が残業を減らす対処法
では実際問題、営業が残業を減らすためには
どういった試みをすればいいのでしょうか。
私がかつて営業職をしていた頃、残業が常態化
していました。
その常態化した状況を、あることをしたことに
よって改善できました。
その改善した対処法を紹介しますので、参考に
してみてください。
対処法1:外出先でも返信や対応ができる
私が営業を始めたころは、事務処理は会社に戻
ってからするのが当たり前でした。
ところが現在は、パソコンだけでなくスマホや
iPadを活用することで事務処理ができるように
なりました。
インターネットの環境さえあれば時間や場所を
問わずメールの確認や返信、社内にある自分の
パソコンにもアクセスできるのです。
富士フイルムビジネスイノベーションのクラウ
ドサービスを使えば様々なことができます。
富士フイルムビジネスイノベーション
「Working Folder」
Working Folderは文書管理用クラウド
サービスです。
こういったクラウドツールを使うことで、大幅
に帰社後の事務処理を短縮できます。

私もクラウドツールを使ったこと
で、残業時間が随分短縮されまし
た。
対処法2:1日の行動スケジュールを明確にする
1日の行動スケジュールを決めないで営業活動
するとどうなるでしょう。
理由は簡単で、ダラダラと仕事をしてしまうこ
とになります。
帰社してからも、何から事務処理をするか決め
れていないため残業することになるのです。
とくに営業の仕事はやろうと思えばいくらでも
することはあります。
残業を少しでも減らしたければ、行動スケジュ
ールを明確にすることはとても大切なのです。

営業の仕事はメリハリをつけてや
らないと、残業するのに抵抗がな
くなってしまうので気をつけまし
ょう。
営業は残業代が出ないと思ってない
ここからは、営業は残業代が出ないと思ってな
いについて紹介します。
営業職の給与には、あらかじめ固定
残業代が含まれているケースもあり
ますが、勤務状況によっては、追加
の残業代を請求できることもありま
す。営業職の中には、営業手当の支給を
理由に「残業代は支払わない」など
と会社から言われている、あるいは
そう思い込んでいる人も少なくない
ようです。しかし、それは間違っている可能性
があります。
まずは、本当に営業手当に残業代が
含まれているのか確認しましょう。
営業だからといって、残業代が支給されないと
は言い切れません。
労働時間によっては残業代が支給される場合も
あるので残業代請求の弁護士コラムをみて参考
にしてみてください。
営業の残業が多いなら労働環境を変えてみる
同じ営業でも、残業をしないで定時で帰れる会
社は探せばいくらでもあります。
あなたが残業が多いことで悩んでいるなら、今
の労働環境を変えてみてはどうでしょうか。
しかし、一人で探すとなると労働環境の中身ま
で把握することができません。
転職エージェントを利用すれば、あなたに合っ
た企業を紹介してもらうことができます。
真剣に今の労働環境を変えたいと思っているな
ら、転職エージェントを活用することをおすす
めします。
まとめ
ここまで営業の残業が多い理由や、残業を減ら
す対処法について紹介してきました。
いかがだったでしょうか。
残業を減らすためには、ビジネスツールを使っ
たり、1日の行動スケジュールを明確にするこ
とが大切になります。
しかし、会社全体で残業が常態化していれば個
人の力だけで変えることは難しいでしょう。
営業でも、定時で帰れる会社は探せばたくさん
あります。
転職して労働環境を変えてみるのも、ひとつの
方法ではないでしょうか。