ホワイトカラーの仕事に憧れ、営業という職種
を選んだけど・・・
「なんだか営業が向いてない気がする」
「思ってた以上に営業はきつい」
「そろそろ転職を考えようかな」
こんな思いをしながらを日々過ごしている人も
いるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、営業に向いてない人の特
徴や、不向きと感じたときの対処法について紹
介します。

営業職25年を経験している
マルモです。
伊藤忠商事入社→大手OA機器会社→
ソリューション事業部で営業→採用担当
10年経験。
現在は、アフェリエイトで営業や転職に
関する情報を発信。
営業が向いてない人の特徴とは
まずこの章では、営業に向いてない人の特徴に
ついて解説していきます。
❶ストレスを溜め込みやすい人
❷計画性がない人
❸押し付けられるのが嫌な人
❹ノルマを課せられるのが嫌な人
❺人と話すのが苦手な人
❶ストレスを溜め込みやすい人
営業は、毎日いろんな人と接することが多い分
思った以上にストレスが溜まりやすい仕事です
上手にストレスが発散できないと、精神的に病
んでしまう恐れだってあります。
そのため、ストレスを発散できず溜め込んでし
まう性格の人は営業に向いてないかもしれませ
ん。
❷計画性がない人
営業成績を毎月安定して維持しようと思えば
計画性がなければ成果を出し続けることはで
きません。
行き当たりばったりで行動しても、安定した
実績を残すのは難しいでしょう。
つまり、計画性がなければ思うように成果が
出せないばかりでなく、売れない自分を責め
るようになり、自暴自棄になる可能性もあり
ます。
計画性がない人は、営業を続けていくのは難
しいでしょう。
❸押し付けられるのが嫌いな人
営業は会社が決めた方針に沿って営業活動をし
ていかなければいけません。
そのため、成績が振るわないと上司から「毎日
毎日なにやってんだ!契約の1つも取ってこい
」と押しつけ言葉で言われることもあります。
「別に遊んでるわけじゃないし」「頭ごなしに
言われても」など、押しつけられるのが嫌いな
人は、向いてないといえるでしょう。
❹ノルマを課せられるのが嫌な人
営業には必ずノルマというものがあります。
そのノルマを達成するためには、顧客から商材
やサービスを成約してもらわなければいけませ
ん。
とはいえ、頑張ったからといって必ず成果につ
ながるとは限りません。
ノルマが達成できないことで、上司から叱責さ
れたり休日出勤しなければいけなくなったりも
します。
ノルマを課せられるのが嫌な人は、営業の仕事
には向いてないと言えます。
❺人と話すのが苦手な人
営業は顧客とはもちろん、社内においてもコミ
ュニケーションが必要な仕事です。
とくに顧客とコミュニケーションが取れないと
自分が提案する商材やサービスを成約すること
もできません。
それ以前に商談することすら難しいでしょう。
そのため、人と話をしたりコミュニケーション
を取るのが苦手なという人は営業には適してい
ないでしょう。
>>【参考記事】
営業職やめたい?3年たてば転職してもいい
理由とは
営業が向いてないと自分で感じてしまう理由
この章では、営業が向いてないと自分で感じて
しまう理由について解説していきます。
❶思うように成果が出せない
❷会社の社風や方針が合わない
❸自分が想像していた仕事でなかった
❶思うように成果が出せない
営業は「売ってなんぼ」の仕事だけに、思うよ
うに成果が出せなければ、ネガティブになるだ
けでなく気持ちが不安定にもなります。
つまり、思うように成果が出せないことがきっ
かけで、自分は営業に向いてないと感じてしま
うのでしょう。
❷会社の方針や社風が合わない
会社によっては、商材やサービスに違いがある
ため、営業に関する方針や社風に違いがありま
す。
例としては、顧客に寄り添った提案営業をした
いと思っているのに、会社の方針は、必要性を
感じなくても商材やサービスを受注をしろとい
うことだと考え方が違うと感じるでしょう。
つまり、方針や社風そのものに考え方の違いが
あるため、転職をした方がよいでしょう。
❸自分が想像していた仕事でなかった
営業は特別資格が必要な仕事ではないので、取
っ掛かりやすい仕事でもあります。
そのため、自分に合っているかどうか深く考え
ずに営業職に就く人も少なからずいます。
とはいえ、営業が向いてるかいないかは、実際
やってみないとわからないのも事実です。
しかし、自分に向いている仕事かどうか理解し
ないまま営業職を選んでしまうと、自分が想像
していた仕事ではなかったと感じてしまうので
す。
ただ、自分がどんな仕事が向いているかなんて
意外とわからないものです。
そんな時には、転職エージェントを活用し自分
がどんな仕事に向いているかアドバイスをもら
うのも一つの方法です。
営業が不向きと感じたときの対処法
ここからは、営業が不向きと感じたときの対処
法について紹介していきます。
❶上司や先輩に相談する
❷優秀な営業マンと同行する
❸なぜ向いてないと思うのか分析する
❶上司や先輩に相談する
自分が悩んでいることを、まずは上司や先輩に
相談してみてはどうでしょうか。
上司や先輩も、同じ悩みを経験しているかもし
れないので、相談することで何か解決の糸口が
見つかるかもしれません。
私も営業が向いてないのではと悩んでいたとき
先輩に相談し悩みを聞いてもらったことがあり
ます。
案外みんな同じような経験をしていることが多
く、いろんなアドバイスをもらえるので気持ち
が前向きになりますよ。
営業は続けたくないけど、会社は辞めたくない
場合は、上司に相談し異動を申し出るという方
法も考えてみて下さい。
❷優秀な営業マンと同行する
成績不振だけど営業を続けたいなら、優秀な営
業マンと同行することをおすすめします。
なぜなら、優秀な営業マンと同行することで営
業に対する考え方が変わるからです。
仕事に対する心構え、数字に対する考え方、顧
客とのコミュニケーションの取り方が同行する
ことで学ぶことができます。
思い通りの成果を出すためには、実際の現場で
見たり聞いたりして習得するのが一番効果があ
ります。
これは私が経験して感じたことです。
営業は成果が出せなければ辛い仕事ですが、成
果が出せると楽しい仕事だと思えるのです。
❸なぜ向いてないと思うのか分析する
営業が向いてないと、なぜ思うのか原因を分析
することはとても重要なことです。
成果が出ていないから営業は向いてないという
考え方は、少し違うかもしれません。
なぜなら、今は成果を出せている人でも突然成
果が出なくなれば、自分は営業に向いてないの
ではと感じてしまうこともあるからです。
たとえば「どの部分で断られているのか」「顧
客の悩みや課題を見落としてないか」など分析
してみましょう。
成果につながらない原因が自分ではよくわから
ない場合は、上司に相談することで原因が明確
になる場合もあるので試してみてください。
>>【参考記事】
営業職は長く続けられる仕事なの?
続けたくないなら辞めても大丈夫?
転職するデメリットも考えてみる
ここでは、営業が向いてないと感じたときに、
転職するデメリットについて紹介します。
営業から異業種に転職した場合、当然業界が違
うので仕事内容や社風が合わないという可能性
があります。
業界によっては、自分が思っていた常識とまっ
たく違ってたなんてこともあります。
もちろん、新しい職場では働く人や人数など、
仕事に対する評価も違ってきます。
すべての環境が一変するため、今までの感覚で
仕事をしていると、結果が出せないということ
もあるのです。
異業種に転職するなら、いままでの成功体験や
仕事の進め方を一旦リセットし「新たに学びな
おす」という意識が必要です。
また営業から異業種に転職するとなると、年収
が下がることも考えなければいけません。
なぜなら、営業は成果を出すと基本給以外に歩
合給が発生する仕事だからです。
そのため、他の業種よりも年収が高い場合がほ
とんどです。
他の業種には、営業のようなインセンティブが
発生しないことも覚悟しなければいけません。
年収維持や年収アップを希望している人にとっ
て異業種への転職はデメリットといえます。
>>【参考記事】
営業が苦痛でもう無理かも?思ったときに
試して欲しい4つの方法
どうしても辞めたいなら
いろいろ考えてみたけど、自分にはやっぱり営
業は向いてないと感じたときやってみるべき行
動について紹介します。
❶上司に異動を申し出る
❷業界を変えてみる
❸異業種に転職する
❶上司に異動を申し出る
どんな人でも仕事には、向き不向きは必ずあり
ます。
このまま営業を続けていく自信がないなら、上
司に相談して異動を申し出てみてはどうでしょ
うか。
営業では活躍することができなかったけど、部
署が変わったことで隠れていた能力を発揮でき
る場合だってあります。
自分の心の中で、異動は「都落ち」などと思わ
ないことです。
人には間違いなく適性があります。
異動した部署の環境が自分に合っていれば、能
力を開花させることもできるでしょう。
❷業界を変えてみる
今の商材が自分には合ってないと感じるなら
転職して別の業界で働くという選択をしてみ
てはどうでしょうか。
ただ、一口に営業といっても取り扱う商材は
様々です。
人にによっては、有形商材よりも無形商材の
方が合っているという場合もあります。
また、新規開拓営業と既存営業についても同
じことがいえるかもしれません。
企業を回るより、個人宅を回る方がストレス
を感じてしまうという人は、企業訪問ができ
る業界を選ぶ方がよいでしょう。
どんな商材にチャレンジしてみたいのか、ど
の営業スタイルが自分に合っているのか、一
度立ち止まって考え、気持ちが固まった時点
で転職するようにしましょう。
❸異業種に転職する
転職するデメリットの章でも、話しましたが転
職にはデメリットもあります。
それでも尚且つ営業は向いてないから続けてい
く自信がないと感じるなら、異業種への転職を
考えてみてはどうでしょうか。
給料が下がるというデメリットはあるものの、
異業種に転職したことがきっかけで、自分の能
力が発揮できる可能性もあります。
ストレスがない仕事を探している人はこちらを
参考にしてみてください。
異業種へ転職するなら、転職エージェントを活
用するのがおすすめです。
なぜなら、一人で転職活動をすると時間や労力
が思った以上にかかるからです。
dodaやパソナキャリアを使えば、自分の適性
も判断してくれ希望に沿った転職先を紹介して
くれます。
転職エージェントを活用して、自分の性格や能
力を判断してもらいましょう。
営業が不向きと感じた人が転職を成功させるためには
この章では、営業が不向きと感じた人が転職を
成功させるための注意点やポイントについて解
説します。
❶自己分析をしっかりする
❷自分にとって働きやすい企業を
選択する
❸面接で短所を長所として伝える
❶自己分析をしっかりする
転職をすると決めたら、転職活動をする前に自
己分析をしっかりすることが大切です。
たとえば、今まで働いてきた経験を通して自分
が得意とすることや、不得意とすることを洗い
出してみることです。
自己分析ができていないと、自分がどんな仕事
が合っているか見つけづらくなります。
単なる思いつきで、こんな仕事がやってみたい
というだけで転職してしまうと、同じ悩みに直
面することになります。
「この仕事は自分には向いてない」という同じ
悩みを繰り返さないためにも自己分析はやって
おくべきでしょう。
❷自分にとって働きやすい企業を選択する
長期的に働くには、自分にとって働きやすい企
業でなくてはいけません。
そのためには、事前に自分が働いてみたいと思
う企業について分析することが重要になります
たとえば、企業に関する口コミやホームページ
を見て自分が働いてみたい会社なのかを分析し
てみることです。
その結果、自分の長所を活かせる会社なのか、
また長期的に働ける会社なのかがわかります。
こうした情報を事前に知っておくことで、自分
が思っていた仕事ではなかったというミスマッ
チも避けられ、転職活動を成功させることがで
きるでしょう。
❸面接で短所を長所として伝える
面接の際、採用担当から自分の短所を聞かれた
場合、短所をそのまま伝えるだけではよい印象
を与えることはできません。
なぜ採用担当者が短所について聞くかというと
客観的に自分を理解しているか、自分の短所に
問題意識をもって、困難を乗り越えれるよう努
力しているかを確かめたいからです。
たとえば、「心配性を改善したら、先を読んで
行動できるようになった」という風に伝えると
短所も好印象に変わります。
つまり、言い方ひとつで短所を長所に変えるこ
ともできるわけです。
これは、面接を成功させる重要なポイントなの
で覚えておいてください。
まとめ
今回は、営業が向いてない人の特徴や不向きと
感じたときの対処法について解説させてもらい
ました。
いかがでしたでしょうか。
自分は営業に向いてないと感じるなら、営業と
いう仕事だけにこだわる必要はありません。
異業種に転職したことによって、自分の得意と
する分野を活かすことができる可能性だってあ
ります。
ただし転職を検討するなら、自己分析をしっか
りして「自分の長所を活かせる会社」を選ぶよ
うにしましょう。